どうも、ムテキンです! 最近読んだ面白かった漫画を紹介します!
「ブルーピリオド」という漫画・・・・・・
最高でした!!!!!!
本作は、美大を目指す若者たちの青春ストーリーを描いた作品。
タイトルになってるブルーピリオドというは画家のパブロ・ピカソに由来する言葉なんですね。
元々は、ピカソが青春時代に描いた絵の画風をそう呼び、そこから転じて不安を抱える青春時代を表す言葉になりました。
その名の通り、美大の受験を控えた若者たちの不安や苦悩を見事に描いたハートフルな作品に仕上がっています。 この漫画は、全体的に話のテンポがよくて、受験期間がダラダラと描かれずに、着々と成長していくのでストレスなく読み進められます。
そして、絵もキレイでとにかく、読みやすいです。画力が高すぎる故にゴチャゴチャして読みにくい漫画もありますが、この作品は無駄な線がない。
それもそのはず。 東京藝術大学を卒業されてる、エリート漫画家さんの作品なんですね!
ストーリーもご自身の経験によるリアルな心情が描かれてます!
そんな、次世代を担う新進気鋭の作品を全力でご紹介しますよ!!
ブルーピリオドを読んでみる!
あらすじ
何でも器用にこなす高校生:矢口八虎(やぐち やとら)が主人公。
髪は派手で一見すると不良のように見えますが、
成績は抜群、運動神経も良く、友達も多いという、いわゆるスクールカースト上位の完璧少年です。
最初は、美術に全く興味がなかった矢虎ですが、ある美術部員の作品との出会いで美術の世界にひきこまれていきます。
美術部に入った矢虎は、同じ大学を目指す友達に巡り会い、彼らと切磋琢磨しながら合格を目指していきます。
果たして、現役の倍率が200倍にもなる、日本唯一の美術国公立大学・東京藝術大学に合格することができるのか・・・?!
美術の世界について学べる!
美術や美大の特別な知識がなくても、話がちゃんと頭に入ってくるような内容になっています。
ちょくちょく、遠近法の説明や、影の書き方、スケッチの仕方などの専門的な説明がされて、初めて美術に触れる人でも勉強になります。
僕自身、あまり美術に興味がなかったのですが、漫画の中で美術の知識を少しずつ取り込みながらストーリーに入り込めるので、少し詳しくなりながら読み進められました。
また、美大など視野にも入れたことのない人でも、美大の種類や、美大に受かるための受験勉強の方法など、知らなかった世界を覗くことができます。
いままで知らなかった、美術の世界・美大の世界もを学べてとても興味を持てました。
主人公の矢虎の成長していく姿がエモエモ!
自身と葛藤する矢虎とは、様々な思いを描く矢虎に共感できる部分があります!
最初は、努力家の矢虎は毎日少しずつ絵を描いたり少しずつですが努力の末に成長していくスポ根的な要素があります。
しかし、成長する過程で訪れる伸び悩む時期に、美術や自分に対する不満の思いが描かれ、努力と実力の狭間で揺れる若者の想いに胸をうたれます。
好きなことに対して全力で取り組み、夢を叶えるために悩みながらも努力を重ねる矢虎が、受験生時代の自分と重なって共感できます!
好きなことをただひたすら続ける想いの尊さを表現してくれる主人公です!
魅力的なキャラクターたち!
主人公の矢虎は、最強の完璧男子と言えるようなキャラクターですが、ひとりで抱え込んじゃったり、周りと比べて自分の好きなことに自信が持てなかったりと、精神的に弱い部分もあって人間味が溢れるキャラクターとして描かれていて、読みながら共感できる部分が多いです。
無口でクールなのようにみえて、本当は繊細で受験を目前に震えてしまう様子を見て、「ああ、自分もこんなときあったな」と自己投影しながら読んでいましたw
また、矢虎と一緒に東京藝術大学を受ける友達も、それぞれの人間らしさが際立って描かれていてとても魅力的なキャラばかりだと思います。
鮎川 龍二
鮎川のまん中を取って「ユカ」と呼ばれている。髪を伸ばしスカート姿で登校する女装男子で、男性に恋することもあれば、女性に恋することもある。八虎を美術部に導いたのも彼。
森先輩
彼女の描いた絵が八虎に美術に興味を持つきっかけを作った。美術部で一番絵が上手い人で、武蔵野美術大学の推薦枠に見事合格。美学生になってからも、八虎の憧れの存在であり続ける
佐伯先生
美術部顧問。穏やかな物腰の初老の女性教師です。パワフルで繊細さのかけらもなさそうなタイプに見えますが、矢虎の考えを尊重しつつ、豊富な知識を使って丁寧にアドバイスする優しさも見えます。
さいごに
いかがでしょうか!
本当にエモいです。このマンガ!!
これから受験をする高校生、一度はなにかに打ち込んだ経験のある大人に一度読んでほしいです。
読者のなかには、家でまとまった時間ができてしまった方も多いとおもいます。
これを機会にまとめ読みをしてみてはいかがでしょうか。
ぜひ、こちらのまとめも御覧ください。
ブルーピリオドを読んでみる!
成績優秀かつスクールカースト上位の充実した毎日を送りつつ、どこか空虚な焦燥感を感じて生きる高校生・矢口八虎(やぐち やとら)は、ある日、一枚の絵に心奪われる。その衝撃は八虎を駆り立て、美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく。美術のノウハウうんちく満載、美大を目指して青春を燃やすスポ根受験物語、八虎と仲間たちは「好きなこと」を支えに未来を目指す!